こんにちは！今日は矯正相談へお越しいただく方から質問の多い内容の一つである”親知らず”についてお話ししていきます。
親知らずは、お口の中の1番奥に最後に生えてくる歯です。現代人では真っ直ぐに生えている人は少なく、斜めに生えていて頭が半分だけ見えているパターンや、完全に埋まっているパターン、元々親知らずが全くないという方もいらっしゃいます。
親知らずは、矯正治療を行う上で抜歯することは必ずしも必須ではありません。
親知らずを抜歯した方がいいケースとして…
・中途半端に生えてきていて、歯ブラシが届かないため磨き残しが溜まりやすく、虫歯のリスクが高くなっている場合
・親知らずが虫歯になっている場合
・親知らずが噛み合っておらず、機能していない場合
・歯を動かすためのスペースを作る必要がある場合
親知らずが真っ直ぐ生えてくることは少ないので、1番奥で見えにくく、普通の歯ブラシでは届かず磨き残しが溜まりやすいため、虫歯のリスクが高くなってしまいます。
そのため、矯正治療の有無に関係なく、噛み合っていない親知らずや真っ直ぐ生えていない親知らずは、早めに抜歯をしておくことがおすすめです。
年齢を重ねると、服用するお薬が出てきたり(薬の種類によっては休薬をしないといけず、すぐに抜歯ができません)、妊娠した場合は薬の服用を極力避けた方が良いため緊急性がない限り、積極的に抜歯は行いません。
親知らずが原因で痛みが出た時、すぐに抜歯ができず痛みをしばらく我慢しなくてはいけなくなる可能性があるため、上記の抜歯した方がいいケースに当てはまる場合は、早めに抜歯を検討することがおすすめです。
矯正治療では、歯を抜かずに治療する場合、親知らずの抜歯が必要となる場合があります。
歯を抜かずに治療する際、歯を並べるスペースを確保するために、全体的に歯を後ろに下げるような治療を行います。その際、1番奥の歯である親知らずを抜歯することにより、スペースを確保することが多いです。
歯を抜いて抜歯をする場合は、小臼歯という4番目か5番目の歯を抜き、そのスペースを利用して歯を並べることになるので、親知らずの抜歯まで行うことは稀です。
矯正治療をする上で抜歯が必要になる方、必要でない方は歯並びや顎の位置関係を見て判断することができます。
歯並びにお悩みの方や、歯並びを治すために抜歯が必要かわからないという方は、無料の矯正相談へぜひお越しください。
