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矯正で使うゴムかけの意味とは?

  • 矯正治療のギモンについて

こんにちは!今回は、矯正治療でほとんどの方が使用する”ゴムかけ”についてお話ししていきます。

ゴムかけに使用するゴムを「顎間ゴム」といい、矯正装置や歯の表面につけたボタンやフックに引っ掛け、ゴムの力を利用して歯を動かすというものです。

ゴムかけは、基本食事と歯磨きの時以外はずっとつけていただくものになります。患者様自身で毎日行なっていただくものになり、食事ごとに交換が必要ですので面倒に感じる方もいらっしゃるかと思いますが、歯を目的の位置に動かすために非常に重要なものになります。

<ゴムかけとは??効果や使用方法について>

矯正治療がスタートしてしばらく経ってから使用することが多いです。

歯科医師の指示の部分にゴムを引っ掛けて、ゴムの縮む力を利用して歯を動かしていきます。

歯の移動距離、方向によって使用するゴムのサイズも様々です。

また、ゴムをどこにかけるのかも目的に応じて数種類があり、左右対称に1本ずつかけたり、右上から左下へ斜めにかけたりすることもあります。

ゴムかけをすることによって、矯正治療を効率的に進めることができ、ゴムかけは矯正治療の中でも重要なフェーズとなります。

ゴムはご自身の指先を使って装置にかけるか、エラスティックホルダーという補助具を使ってかけていただくことが多いです。

使用期間は、矯正治療の中の数ヶ月間行ってもらうことが多いです。

使用時間は、食事と歯磨きの時以外使用してもらうため、1日約20時間以上の使用をお願いすることが多いです。例外として、日中に使用するゴムと、夜寝る時のみ使用するゴムを使い分けていただく場合もございます。

<ゴムかけをしないとどうなるの?>

ゴムかけは歯科医師が治療計画を立てて、かける位置・使用時間・ゴムのサイズなどを選んでいます。

面倒でゴムかけをサボってしまうと、目的の位置に歯が中々動かず、治療がだらだらと延びてしまいます。

ゴムかけを指定された方法を守って行うことにより、矯正治療をスムーズに進めることに繋がります。

<ゴムかけをする際の注意点>

ゴムかけは慣れるまでは大変かもしれませんが、毎日管理を行う必要がありますので、以下の点に注意して行なっていくことが大切です。

・慣れるまでは必ず鏡を見てゴムかけを行い、正しい位置にゴムかけを行うこと

・常にゴムを携帯しておき、ゴムを常にかけておけるよう準備をしておく

・最低1日に一回は新しいゴムに交換する(食事ごとに交換を推奨)

顎間ゴムを使用開始時は違和感はあるかと思いますが、歯が動く痛みにも自然に慣れてきます。

「つける位置」と「使用時間」をしっかり守ることが大切です!