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矯正治療中の食事の注意点

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 矯正治療中は、口の中に装置があるため、食べ物の選び方に注意する必要があります。ワイヤーやブラケットが装着されている状態では、硬いものや粘着質なものがトラブルの原因になることも。そこで、以下の5つのポイントを押さえながら、具体的な食材を紹介します。

1. 硬い食べ物は避ける

 矯正装置は繊細で、硬い食べ物がブラケットを外してしまう原因になります。

避けたい食材:ナッツ類、氷、クラッカー、フランスパン

代わりにおすすめ:よく煮込んだ野菜、柔らかいパンや蒸しパン、熟した果物(バナナやベリーなど)

2. 粘着質の食べ物に注意

 キャラメルやガムのような粘着質のものは、装置に絡まりやすく、取り除くのが難しいため避けていただくことがオススメです。

避けたい食材:キャラメル、グミ、ヌガー、ガム

代わりにおすすめ:プリン、ゼリー、フルーツピューレ

3. 噛むと糸状になる食べ物を避ける

 繊維質の食材や糸状にほぐれるものは、装置に絡まるリスクがあります。

避けたい食材:セロリ、アスパラガスの茎、ほうれん草

代わりにおすすめ:細かくカットした野菜(蒸して柔らかくするとさらに良い)、短く切ったパスタ

4. 酸性の食べ物や飲み物は控えめに

 酸性のものは、歯のエナメル質を溶かし、装置の周りの歯にダメージを与える可能性があります。 これは矯正治療中に関わらず接種頻度には気を付けたいものになります。

避けたい食材:柑橘類、炭酸飲料、酢を多く使った料理

代わりにおすすめ:水、牛乳、低酸のフルーツ(バナナ、ブルーベリー)

5. 小さく切って食べる

 リンゴやステーキなど、大きくて噛むのが難しい食べ物は、小さく切ってから食べることで装置への負担を減らせます。

避けたい食べ方:丸かじりするリンゴ、骨付きの肉

代わりにおすすめ:リンゴは薄切りに、鶏肉や魚は小さくカットして柔らかく調理

 ワイヤーは取り外しのできない装置ですので、特に磨き残しが溜まりやすいですが、インビザライン(マウスピース矯正)に関しても歯が動いていく過程で、今までとは違った部分の歯の隙間が空いてきたり、詰まってきたりすることによって、随時磨き方の工夫や適切な清掃具(フロスや歯間ブラシ)の使用を行う必要があります。

また、硬い食べ物等も注意が必要ではありますが、逆に柔らかい食べ物(特に小麦製品など)は、歯にくっついてより磨き残しが溜まりやす食べ物になりますので、そのような食べ物を食べた時はよりしっかりとブラッシング等を行う必要があります。

しかし、矯正治療中に全く食べてはいけないものはございません。食事に気を付けつつ清掃も適切に行い、最低3ヶ月にに一度フッ素を塗っていくことが大切です。