矯正治療を検討する際、費用は患者や保護者にとって大きな要因です。しかし、矯正治療は単なる金額比較だけでなく、治療の質や方法によって費用が大きく変わります。以下では、矯正治療の料金を比較する際の3つの主な方法を紹介します。
1. 治療法ごとの料金比較
矯正治療には様々な方法があり、それぞれの料金は異なります。
例えば、従来のワイヤー矯正、透明なマウスピース型矯正(インビザラインなど)、舌側矯正などがあります。
*ワイヤー矯正(マルチブラケット装置)
比較的スタンダードな治療法で、多くの矯正歯科医院で提供されています。料金は一般的にインビザラインよりも低いか同額で提供されていることが多いです。この治療法はしっかりとした実績を持った歯科医師のもとで治療を行う場合は非常に良い結果に結びつきやすいです。基本ずっとつけっぱなしの装置になるので期間もインビザラインに比べると短くなりやすいですが、見た目が目立ち、「矯正している」感がでてしまうこと、歯が動く痛みが出やすいことなどが懸念点として挙げられます。
*インビザライン
透明のマウスピースを使用した矯正治療です。料金はワイヤー矯正よりも高額になっていることが多いです。さらにこの装置に関して注意しておきたい点として、技術・経験が不足している歯科医師でもワイヤー矯正に比較して手をつけやすく、歯科医師選びがより重要になってくるということです。
見た目に配慮したい方に人気ですが、患者さん自身が装置を取り外すことができるため、治療効果に患者の協力が必要です。食事と歯磨きの時は外す装置になりますが、1日20時間以上の装着を指導しており、装着時間を守れないと歯は段々後戻りをしてしまうため、しっかりとした自己管理が重要です。
*舌側矯正(リンガル矯正)
装置を歯の裏側に装着するため外から見えませんが、最も高額な治療法の一つです。見た目を気にする患者にとっては優れた選択肢ですが、費用面では他の治療法よりも高くなることが多いです。一般的に表面につけるワイヤー装置の料金にプラスして数十万円程度かかってくることが多いです。
治療法ごとに料金が大きく異なるため、患者のニーズに合った治療法を選び、その中で比較することが重要です。
2. 治療期間に基づく料金比較
矯正治療は治療期間が長期にわたることが多いため、総額だけでなく治療期間に基づいた料金を考慮することも大切です。
多くの医院では、来院ごとに「調整料」を払うため、治療期間が長くなるとそれだけ来院の回数も増え、その分調整料もかかってきてしまいます。
3. 追加費用の有無を比較
矯正治療をする医院にもよりますが、初期費用以外にも追加の費用が発生することがあります。(治療の経過を見て、追加の装置を使用する場合など)
この点を見落とすと、思わぬ出費が発生する可能性があるため、事前に追加費用の有無を確認することが大切です。
※基本追加料金のかからない矯正歯科で治療を行うこと、治療前に治療全体でいくら費用がかかるのか明確にしてくれる矯正歯科で治療を行うことを推奨します。(くらたやま矯正歯科では、基本追加料金は一切いただいておりません)
*調整費用
定期的な通院時に装置の調整が必要な場合、これに対して費用がかかることがあります。医院によっては、治療費に調整費用が含まれている場合もありますが、別途請求されることもあるため、事前に確認が必要です。
どの医院でも、カウンセリング時の料金の説明の際に調整料に関しては必ず説明があるかと思います。
*リテーナー(保定装置)費用
矯正治療が完了した後、すぐに装置を外してしまうと、歯は後戻りをしてしまうので、歯列を保持するためのリテーナーが必要です。このリテーナーの費用が治療費に含まれているか、別途請求されるかを確認しましょう。リテーナーの交換や追加作成には追加費用がかかることが一般的です。
当院では、リテーナーの紛失、故意的な破損を除いて、リテーナーの費用は別途いただいておりませんが、一般的には数万円程度追加料金がかかることが多いです。この点はカウンセリング時に必ず確認をしておくことが良いでしょう。
*修理や交換費用
矯正装置が破損したり、紛失した場合の修理や交換に費用がかかることがあります。特に取り外し可能な装置の場合、紛失や破損のリスクが高いため、その際の費用も確認しておくと安心です。
★追加費用の有無を確認することで、予期せぬ出費を防ぎ、総費用の正確な比較が可能となります。ただ、何の費用を聞いたら良いのかわからないと思うので、とりあえず上記の「調整費用」「リテーナー費用」「修理や交換費用」についてカウンセリング時に説明がなかった場合は確認をしておくと良いでしょう!
<結論>
矯正治療の料金を比較する際には、治療法の選択、治療期間、そして追加費用の有無をしっかりと確認することが重要です。
これにより、患者は自分に最適な治療法を選び、予算に合った治療計画を立てることができます。