こんにちは！くらたやま矯正歯科です！
今日は、相談でもよく聞かれる”Eライン”についてお話ししていきます。
＜Eラインとは？？＞
Eラインとは、オトガイ部と言われる下顎の先端と鼻先を結ぶ線のことです。
『上唇と下唇がこの線上やや内側にある口元が理想的な美しい横顔』
として歯科医師ロバート・リケッツが１９５４年に提唱したものです。
口元の形の好みはありますが、このE-ラインが綺麗な横顔の基準として世の中に浸透しています。
＜Eラインを作ることのできる矯正治療＞
例えば、受け口の方はこのEラインから下唇が出た状態になり、上顎前突と言われる出っ歯の方は上唇が出た状態になります。
そのような噛み合わせにお悩みの方は矯正治療をすることによってよりEラインへ近づく横顔を目指すことが可能です。
※受け口や出っ歯の重症度が高い方は、顎を切る手術を矯正治療と併用する必要があります。
通常、Eラインより唇が前に位置している場合は、口元を後ろへ下げるために、上下の歯を抜歯することが多いです。
上記の場合に歯を抜かずに歯並びだけを治すこともありますが、ほとんど口元の印象は治療前後で変わらないです。
<見た目改善だけの矯正っていいの？>
”自分の笑った時の歯の見え方や歯並びが気になる”、”横を向いた時の口元の出具合が気になる”と言う方は、矯正相談へお越しいただく方の中にたくさんいらっしゃいます。
機能性度外視、完全審美目的の矯正治療はおすすめはしておりませんが、例えば出っ歯の方や受け口の方は上下の歯がしっかり噛んでおらず、28本全ての歯が生えていても実際に機能している歯は数本しかないと言うことも少なくありません。
そのような場合は、矯正治療を行うことによって、見た目の改善ができるのはもちろんですが、上下の歯が噛み合うことにより、噛む力を分散することができます。噛む力が分散されると、歯1本ずつの負担が減り、歯の寿命が伸びます。
見た目を気にして矯正治療を始める方にとっては、副産物として「機能面の改善」も成せることがあり、このような場合の矯正治療は非常にメリットが大きいです。
ご自身の口元が気になる、横から見た時の見た目が気になると言う方、そのお悩み矯正治療で解決できるかもしれません。ぜひ一度相談へお越しください。
