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不正咬合の種類について

  • 矯正治療のギモンについて

不正咬合とは、「歯並びや噛み合わせが良くない状態の総称」です。

不正咬合と言っても様々な種類があります。

・上顎前突(出っ歯)

・下顎前突(受け口)

・空隙歯列(すきっ歯)

・叢生

・開咬

・交叉咬合

 

【上顎前突(出っ歯)】

上顎前突とは、上の顎が下の顎よりも前に出ている状態です。

原因①

口呼吸や指しゃぶりなどの癖がある

原因②

上顎の前歯が外側に倒れているor下顎の前歯が内側に倒れている

原因③

顎が小さいなど骨格的な問題

【下顎前突(受け口)】

下顎前突とは、下の顎が上の顎よりも前に出ている状態

原因①

遺伝的影響

→ご家族やご親戚の中に受け口の方がいらっしゃると受け口になる傾向が高いです。

原因②

上顎の前歯が内側に傾いているor下の前歯が外側に傾いている

原因③

無意識に行なっている癖や遊び

→小さい子は下顎を前に出すような仕草を遊びでやってしまう子がいます。これも毎日何回も行っていると、段々下顎が前に出てきてしまいます。

【空隙歯列(すきっ歯)】

空隙歯列とは、歯と歯の隙間が空きすぎている歯並びのことを指します。

原因①

歯の本数足りない

→先天性欠損のため、生まれつき歯の本数が少ない方もいらっしゃいます。親知らずを含めて人の歯は32本ありますが、親知らずが欠損している方は多く、他にも前から2番目の歯や、下の真ん中あたりにある小臼歯という小さな歯がが先天的にない方がいらっしゃいます。

永久歯がないと乳歯は抜けずに残ったままになるので、永久歯よりもサイズの小さい乳歯が残ることによって歯と歯の間にスペースができやすくなります。

原因②

顎の大きさに対して歯のサイズが合っていない

原因③

上唇小帯が通常よりも長い

→上唇小帯とは、上の前歯の間にある上唇と歯茎を繋いでいるヒダのことです。このヒダが下に伸びすぎていると前歯の間に隙間ができやすくなってしまいます。

【叢生】

叢生とは、歯がデコボコ・ガタガタしていることです。

原因①

顎や歯の大きさがアンバランスになっている

原因②

乳歯が抜けるタイミングが早かった、または乳歯が抜けるタイミングが適正ではない

【開咬】

開咬とは、口が閉じても前歯が閉まらないような噛み合わせのことです。

原因①

幼少期の癖

→指しゃぶりをずっと続けてしまうと、指の形に合わせて歯が動いてしまいます。

原因②

遺伝的な骨格の問題

【交叉咬合】

交叉咬合とは、一部の噛み合わせが逆転している状態です。本来でしたら、上の歯は下の歯に半分ほど被さっていることが良いとされています。

原因①

歯の生える位置がずれてしまった

原因②

長期的に行なっている癖

→頬杖をよくつく、寝る時にいつも同じ向きで眠るなどに外力によって歯の位置がずれてしまうことがあります。

歯並びが悪くなるにはいくつか要素があります。

「上下の顎の位置関係がずれている」「歯のサイズが大きい、もしくは顎が小さい」「歯の生える位置がずれている」「悪い習慣(癖)がある」などこのような要素がいくつか合わさって歯並びが決まります。

 

不正咬合の種類によっては、症例が難しくなりやすいものもあります。矯正治療を考えている方は小さい頃から治療を行うことによって、使用する装置の負担が軽くなったり、期間が短くなったり、自分の歯を抜かずに治療をすることができる可能性が高くなります。治療を検討するのに早すぎることはありません。治療が必要なのかどうか不安な方はぜひ一度無料の相談にお越しください。