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矯正中おすすめの歯ブラシって?

  • 矯正治療のギモンについて
こんにちは!先週末から急に朝晩冷え込んできましたね。まだまだ冬の序盤だと思うと冬本番乗り越えられるか心配です…

今回は矯正治療中に使用をおすすめしている歯ブラシについてお話ししていきます

矯正中はお口の中に装置が入るので普段の歯磨きが難しくなります…

お子さんの場合は自分で装置の周りのお掃除が難しいので、必ず仕上げ磨きを行っていただくようお伝えしています!
Ⅰ期治療の90%ほどの子が使用する”急速拡大装置”のようなずっとつけっぱなしの装置がお口の中に入っているときは、特に装置の周りに汚れが溜まりやすいため装置と歯が接しているところを重点的に磨いていただきます

また、マルチブラケット装置を使用する場合は…
いくつか歯ブラシを使い分けて清掃を行なっていただくようお伝えしています!
ブラケットやワイヤーがあるため清掃はかなりしにくいです…そのため今までの3倍磨いていただく必要があります
イメージとしては、ブラケット(歯の表面についている装置)の”上から””下から””間の部分”と細かく磨いていただくようお伝えしています。

その時におすすめの歯ブラシは、
「2列ブラシ」「ワンタフト」「歯間ブラシ」
などがあります

「2列ブラシ」
通常の歯ブラシよりも縦列が少なくなっているので、スリムな構造になっています
重なり合っている歯や、装置回りも自然な角度で磨くことができるため、矯正装置がついている方や歯のでこぼこが強めの方におすすめの歯ブラシになります

「ワンタフト」
毛束が1つになっている小さな歯ブラシです!
歯は丸い形をしているため、通常の歯ブラシですとカーブに毛先が当たりにくく、歯とはの間の汚れが残りやすくなってしまいます。
ワンタフトは歯の丸みを帯びた形状にあった毛先を持っているため、歯ブラシと併用して使っていくことで「歯と歯の間」や「歯と歯茎の境目」の汚れを効率よく除去することができます。

「歯間ブラシ、デンタルフロス」
複雑な装置の間もしっかり汚れを落とすことができます
歯間ブラシやデンタルフロスを使うことによって歯ブラシでは届きにくいところの清掃をすることができます。歯間ブラシは適切な大きさがあり、大きすぎるものを使用していると歯茎を下げる原因になってしまったり、小さすぎるものだと汚れが残ったままになったりしてしまいます

★インビザライン(マウスピースの矯正装置)は基本取り外しが可能な装置ですが、歯の表面に歯を効果的に動かすために”アタッチメント”という突起物がついていたり、歯の移動によって今まであいていなかった部分に隙間が一時的にできるようになり、歯の並びも変わってくるため、矯正治療中の歯磨きには注意が必要です!



歯ブラシの形状的に磨きにくくなってしまう部分は、歯並びが整っている方でもあります。そのため、歯ブラシの形態をうまく使って、清掃をすることで、矯正治療中であってもお口の中の虫歯や歯周病のリスクを下げることができるのではないでしょうか?